パソコンプリンターの収益モデル

パソコンプリンターの収益モデルは興味深い。

なぜなら、プリンターを購入したらインクがそのプリンターのメーカーのインクしか使えなくなるからです。

つまり極端な話、プリンターで利益がでなくてもインクで利益を見込めることになります。さらに、他のインクが使えないようになるので、割高の価格設定ができるメリットがあります。

ただ、これには欠点が2点あります。
それは、自社インクをマネされてインクのみ販売されることです。
具体的には、空ケースをリサイクル回収されてインクを注入して使用されるケースです。

そこで、メーカー側はこの欠点を見越してプリンターを開発しなければなりません。
(DELLはこの辺に気をつけています。)

つまり、自社インクを他社に製造・販売できないファイヤーフォール(壁)が必要です。

・インクの配合対策
・ケースが他社でリサイクル利用されない回収対策
・プリンターとケースとの結合部の新特許技術の導入
など。

もう1点は、買い替えが容易にできる点です。

たとえば、プリンターは価格帯が2~3万円で購入できて、入れ替え作業も簡単なため、インクが高すぎるとすぐに乗り換えられる危険性があります。

そのため、インクの価格を高く設定しずらい。
乗換えが怖いですから。

だから、継続して使ってもらうためには利益幅を抑えながらシェアを取らないと成り立たない収益モデルと言えます。